ぐるんぐるん

おもむくままに書いてます。

卒研発表を見て思ったこと

先週、卒研発表があった。
久しぶりの発表を見る機会。
作業しつつ、一通り見ていた。

うちの学科は、文理融合型の学科で、
歴史の研究や運動の研究、ウィキリークスの実体の研究
をやっていると思いきや、
GAとかウェラブルコンピュータ作ってる研究室もある。
そのおかげで、暇を持て余さずに済んだ。

発表前

分野に詳しくない知り合いに見てもらう

別に研究室の同期・後輩でもいい。
理由はいくつか。

  1. 分かりにくい表現(専門用語 etc..)を使ってないか
  2. スライド自体が見やすいか
  3. 誤字脱字が無いか

「研究室独自の風潮・表現」的なものがあるので、
出来れば、他研究室とかに見てもらった方が良い。

動くものと動かないもの

今まで見た発表資料(パワーポイント)は、
以下のようなものがあった。

  • 文字一杯なもの(結果の図表、文字で構成される。基本的に真っ黒)
  • アニメーション一杯なもの(たまに画面を、何かが飛び交ったりするものも)
  • 矢印などを使った文章のフローが構成されてるもの

自分は、2個目と3個目の間。
アニメーションをそこそこ多用しつつ、矢印が一杯とか。
今回見た卒研発表は、
ほとんどが「動かないもの」で構成された資料だった。
「動くことで、視線を誘導する」ことを期待している
自分の発表資料とは全く別物。
個人的には、すごいビックリしてた。

空白の重要さ

見やすさを左右するものは、
文字のフォントのほかに「空白」があると思う。
ごみごみしていると見づらいし、
逆にスカスカだと呆気にとられる。
紙媒体の文書にも余白があるように、
スライドにも余白は必要。

完璧に覚えることの重要さ

自分は上に書いたようなスライドを作るので、
「発表内容を箇条書き的に覚えて、発表する」
と言う形が多い。
これの弱点は、

  • 毎回、口調が異なってしまう
  • 言い忘れることが出てくる

これとは対極の発表方法で、
「完璧に覚えて、そのシナリオ通りにする」というのがある。
自分は昔、これをやったけど、
頭が真っ白でぶっとんだので、やめた。
あと、出来れば、
「聴衆の顔色に合わせて表現を変えたい」。
個人的には、「完璧暗記」は非推奨です。

色の多さ

自分は、「仕切り」などの目的で、
色を使ってる。
出来る限り、7色(Officeのテーマ色)で抑えている。
けど、他の人のスライドを見ていると、
赤/黒/灰ぐらいで良いんじゃないかと思ってきた。
カラフルだと、その分、見づらかったり、
どこを見ればいいか分かりづらくなる。
もちろん、グラフとかで使うのは仕方ないけど、
もう少し、考えるべきなのかもしれない。

発表時

ポインターの持ち方

手元でスライド操作が出来るなど、
便利になりつつあるレーザーポインター。
但し気になるのは、
手の震えから来る、ポイント先の揺らぎ。
悪い時には、酔っているのかと思うくらい。
「指示棒の方が良かった」と思う一瞬です。
手の震えが問題になる別の物、「カメラ」。
カメラは脇をしめて、肘を体に付けるとブレがなくなるという。
発表中は、そんな恰好をしづらいので、
「腕を体に付けて、手首の動きでポインタを動かす」
と良いらしい。

指示先の暗記

教授たちによく言われるのは、
「出来る限りスクリーンを見ず、聴衆を見ること」。
無理です。2つの意味で。(覚えてない+恥ずかしい
昔、化学系の学科の発表をみると、
手慣れた感じで後ろ向きでポインターを動かし、
データの説明をしているということがあった。
個人的にびっくり。

声の大きさ・スピード

放送研究会所属の同級生の発表がすばらしかった。
中身ではなく、本人の声量・スピードがやばい。
天性の声の質もあるけど、
NHKのアナウンサーと同じような感じで、
明瞭かつ自信ありげに聞こえた。
400文字/min.ぐらいがいいようです。


とまぁ、書きなぐってみた。
思い出したら、書き足そうと思う。

追記

質問の聞き返し

同級生が質問されて、
「もう一度お願いします。」と何度も聞き返してた。
これだと、
「何もわかってない。」と判断されがち。
この時思ったのが、
「自分の分かってる範囲で聞き返す。」
「もう一度」ではなく、
「ご質問の内容は、○×△ということでしょうか?」
と、+な方向に持っていく。
そうすると、向こうは間違ってる部分だけ直せるし、
「分かろうとしている努力」は目に見えると思う。
まったく分かってない場合は逆効果ですが。