ぐるんぐるん

おもむくままに書いてます。

ご静聴とご清聴

果たしてどっちなのか

後輩と「”ごせいちょう”有り難うございました」はどちらなのか。と言う話題になった。この時期恒例の何か。長々と書いているので、結論だけの人は後半まで飛ばして下さい。

なお自分は「某信念に基づきスライドを作らずに口だけで言う人」なので、こういう所を気にしたことはない。

受動態と能動態

こういうときに便利なATOK。「ご清聴有り難うございました。」と一発で変換してくれる*1

もちろんATOKには辞書機能が備わっており、

  • 清聴・・・相手が自分の話を聞いてくれたこと
  • 静聴・・・人の話を静かに聞くこと

と言うことらしい。

何の差なのかはぱっと見、「能動態なのか、受動態なのか」の差であることが発覚した。と言うことで、今回はご清聴に軍配・・・?

けど、けど

「”静かに聞いてくれたこと”に感謝だよね!私は聞く姿勢にも感謝したいの!!」とかの場合はどうするのだろうか。

対策を考える

と考えていたときに思い付いたのが、「ご清聴下さり、有り難うございます。」と言う表現。これだと、いわゆる尊敬語になり、相手の行動に感謝していることになる。*2

結果的に

静かに聞いてくれたことに感謝するときは「ご静聴」、興味を持ってくれたことに感謝には「ご清聴」で良いんじゃないでしょうか。

多分、「ごせいちょうありがとうござい(ます or ました)。」が最強。と言う結論は自分の中である。*3

個人的には、「そんなスライドを作るくらいなら、まとめのスライドで止めてくれよ!研究のあらましを質問用に見たいんだよ!」と思う次第でございます。
口で言うだけなら、どっちでも構わないですし。

ちなみに英語だと

thank you for your attention.多分清聴の方なのだろうな。と思ってしまう。

たまにlisteningを使う人もいるけれど、よく見るのはattentionだよなー。

最後に

最近、ATOK2014がリリースされました。
今回利用した校正支援機能をはじめ、オニューな単語も日々の更新で対応可能と言う素晴らしき日本語入力ソフトです。

いや、Google日本語入力も便利なんですが、個人的にはATOKの方が気に入っています。体験版もありますし、是非使ってみて下さい。

・・・はやくATOK2014 Mac版をリリースして下さい・・・。

*1:一文で一括変換

*2:単純にご清聴のみでも可

*3:”ご”をつけることで、尊敬語として相手の動作に敬意を表す